就業先：内科クリニック　30代

医療事務未経験パートから1年で正社員に登用された方へのインタビューです。

◎この仕事に就くまで

もともと看護師を目指すつもりで、医療機関での仕事を考え医療事務のパートを探しました。ちょうどクリニック開院のオープニングスタッフの募集があり、希望通り働き始めることができました。1年経って院長から正社員の声がかかりました。ひとり親として生活の安定のために看護師になることとの迷いもありましたが、せっかくのチャンスなので期待に応えようと正社員になり今に至ります。

◎クリニックでの医療事務のお仕事

クリニックの診療時間に合わせた8時45分から19時までの勤務です。途中3時間ほど昼休憩があり、自宅が近ければ一旦帰宅することもできます。働き始めた頃には不安を感じていた子どもも、今は遅い時間になっても慣れた様子です。まだお子さんが小さいひとり親の方には、フルタイム勤務は厳しいかもしれません。

受付、会計、レセプト業務を始めクリニックに関わる事務系の業務は全て担当しています。未経験から始めたので、書類の作成等は提出先の各機関に問い合わせし作成方法を一から教えて頂きました。コロナ関連の発熱受付等も初めてのことで、とても大変でした。

◎この仕事のやりがい、上手くやっていくコツは？

努力したことが周りに認められたり、わからなかったことができるようになったり、患者様からの信頼を得られた時はやりがいを感じます。上手くやっていくには、積極的なコミュニケーションが大事だと思います。院長には些細なことでも報告・相談すること、患者様に対しては顔と名前を必ず覚えること、そして聞き上手になること、それらを徹底しています。それが信頼されるコツだと思います。

◎これからの目標

未経験から始め手探りで実務をこなしてきましたが、しっかりと知識を身につけることも大事だと感じます。パソコン操作はもともと好きだったこともあり問題はありませんが、これからは医療事務に関連する資格取得に向け勉強をして、経験に知識をプラスし、もっと信頼される医療事務として働いていきたいと思っています。

◆相談員から◆

医療事務は経験者が優遇されることが多い仕事の一つです。今回のお話のようにパートで経験を積んで正社員になるルートはとても有効な方法だと思います。患者様や院内で働く医師や看護師の方々等との関係を良好にすることで、業務がスムーズ進み信頼関係を築きやすくなるので、採用選考でコミュニケーションスキルを重視する医療機関は多いです。また、未経験でも医療事務の勉強をすることで採用に有利になることもあります。愛光会館でも医療事務をはじめ、就職に有利になる講習会を実施しています。ぜひご活用ください。

今後も医療事務のスペシャリストとして活躍を期待しています！